社会保険労務士試験は、国家試験の中でもかなりの難関とされている試験です。
なぜ難しいと言われるのか、その原因を分析してみましょう。
試験概要に記している、合格基準という項目に注目してみてください。
ちなみに配点は、選択式が8科目から各5問出題され、1問1点で合計40点。択一式が7科目から各10問前後出題されて、1問1点で合計70点。
上記の合格基準で言うと、全体の60~70%の得点で合格できる計算になるのですが…。
問題は、各科目3点以上や4点以上という足切り点が設けられていること。
これは言い換えれば、8科目のうちひとつでも得点できない科目があると合格できないということなのです。
法律を始めて学ぶ人にとって、難しい法令をいくつも覚えなければならず、しかもひとつも苦手科目を作れないというのは、大きなプレッシャーとなりますね。
そして、社会保険労務士試験がほかの国家試験と異なる点は、出題範囲となっている法令が、毎年改正されることです。
当然、改正された法令は覚えなおさなければならないわけで、その点がこの試験を難しくしていると言えます。しかし、改正された法令はよく出題されますので、逆に出題ポイントが少し絞られることにもなります。
社会保険労務士試験には、社会保険や労働に関する法令についてまんべんなく得点できる総合力と、毎年の法改正や白書などの最新情報への対応が不可欠なのです。